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運賃制度

対キロ制

対キロ制は、キロ当たりの賃率に乗車区間の営業キロを乗じて運賃額を計算する方法であり、JRはこの制度を採用しています。運賃は、乗車距離に正比例して増加してゆくこととなりますが、JRにおいては乗車距離帯別に異なる賃率を設定して遠距離逓減を行っています。

対キロ区間制

対キロ区間制とは、一定の距離を基準として区間を定め、乗車区間に応じた運賃を算出する制度で、乗車距離に応じて階段状に運賃が変化してゆくものです。乗車距離が長くなるにしたがって階段の高さ(加算額)を低くすることや、階段の奥行きの長さ(同一運賃で乗車できる区間長)を長くすることで遠距離逓減を図っています。制度として簡明であり、券売機等での取扱いも分りやすいことから、多くの私鉄、地下鉄が制度を採用しています。

均一性

均一制運賃は、乗車キロに関係なく運賃を均一とする制度であり、利用者にとっては単純でわかりすく、鉄道側にとってみれば集改札等の設備の簡素化、省力化が図れます。一方、短い距離を利用する者にとっては割高感があることから、営業キロの短い路線や利用者の乗車する距離が平均して短い路線で採用されています。

区間制

区間制運賃は、営業路線を概ね等距離に区分できる駅で区間を分割し、その区間に応じて運賃を算出する方法です。