鹿島線とは香取駅と鹿島サッカースタジアム駅を結ぶ路線である。路線の大半が茨城県を通るが、千葉支社の管轄である。
全線のほとんどが高架路線であり踏切が1つもなく、路線設備の規格が高い路線である。ただし水域の多い水郷地区を通ることから、利根川等にかかる鉄橋は長大である。そのため強風にはかなり弱く、速度制限や運転見合わせになることが多い。
鹿島線は正式には香取駅までだが、1つ隣の駅、成田線の佐原駅まで運転される(佐原駅には鹿島線専用の0番線ホームがある)。また鹿島サッカースタジアム駅は臨時駅であり、サッカーの試合が開催されるときのみ旅客扱いをする。そのためJR鹿島線と大洗鹿島線との事実上の乗り換え駅は鹿島神宮駅である。ただし鹿島サッカースタジアム駅での旅客扱いがあるときでも通常は鹿島サッカースタジアム駅は大洗鹿島線の列車のみが停車し、JRの車両が鹿島神宮から延長して鹿島サッカースタジアム駅まで運転されることは滅多にない。つまり鹿島サッカースタジアム駅はJRの駅ではあるが、鹿島サッカースタジアム駅に行くには鹿島神宮駅で大洗鹿島線に乗り換える必要がある。
基本は佐原駅〜鹿島神宮駅間での運転である。ただし一部は千葉駅または成田駅から運転されているほか、1日1本夜に横須賀線久里浜発の鹿島神宮行の列車がある。この列車は成田駅で成田空港行きと分割された付属4両編成が使用される。
優等列車は毎日1往復東京〜鹿島神宮間の特急「あやめ」が運転されるが、鹿島線内は(正しくは佐原〜鹿島神宮間)は特急料金不要の普通列車として運転される。そのため、通過駅はなく鹿島線内を走る列車はすべて各駅に停車する
定期列車は毎日17往復運転されており、1時間に1本程度運転されているが、90分以上間隔が開く時間もある。
主に113系が使用されているが順次209系2000・2100番台に置き換えられる予定である。211系は使用されないが、過去にダイヤ乱れで何度か使用されたことがある。
JR東日本千葉支社(普通列車の車両変更について)
鹿島線主力の113系。通常は左のスカ色(クリーム色と青色ツートンカラー)。2009年6月25日より右の湘南色(濃いオレンジ色と濃い緑色のツートーンカラー)も走っている。 | |
今後投入予定の209系 | E217系。ただし使用されるのは付属編成の4両のみ |
十二橋駅以外は列車交換が可能である。
路線名 | 駅名 | 営業キロ | 乗り換え路線 |
---|---|---|---|
成田線 | 佐原駅 | - | 成田線 |
香取駅 | 0.0 | 成田線 | |
鹿島線 | |||
十二橋駅 | 3.0 | ||
潮来駅 | 5.2 | ||
延方駅 | 10.4 | ||
鹿島神宮駅 | 14.2 | 大洗鹿島線 | |
鹿島サッカースタジアム駅 | 17.4 | *臨時駅 |
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