京葉線の運行形態

直通運転

京葉線は以下の路線と直通運転を行っている

*武蔵野線に直通するのは武蔵野線の列車(8両編成)のみであり、京葉線の列車(10両編成)は武蔵野線(西船橋駅以遠)に直通運転を行わない(片乗り入れ)。

列車種別と運転本数

京葉線

各駅停車

京葉線内の運行は東京・新習志野・海浜幕張・蘇我の発着で運用されている。特急や通勤快速・京葉快速の通過待ち(または接続)を行うことが多く、朝ラッシュ時には3本の列車に抜かれることもあり、利用者からの評判は良くない。またそれ以外でも武蔵野線や快速、特急列車の関係で時間調整のために長時間停車するものがあり、これも利用者からの評判は良くない。待避駅は以下の通りだが千葉みなとでの待避は他の駅と比べると少ない。
待避駅・・・新習志野・新浦安・海浜幕張・葛西臨海公園・千葉みなと

平日

日中は1時間あたり4本運行され、うち2本が東京〜蘇我間、残りが東京〜海浜幕張間で運行されている。蘇我行きの列車は海浜幕張で5分程度停車し、特急の通過待ちを行う。日中以外はほとんどの列車が東京〜蘇我間で運用されている。この区間の運転本数は最も多い時間帯でも1時間あたり5本程度であり運転本数はあまり多いとはいえない。東京〜海浜幕張間の運用は日中のみであり朝や夜には設定されていない。東京・蘇我発の新習志野行きが朝や夜に、逆に新習志野発の東京・蘇我行きが早朝や夕方に設定されている。

休日

日中は1時間あたり4本運行され、東京〜海浜幕張間のみとなっており、すべての列車が海浜幕張駅で折り返す設定となっている。
平日とは異なり東京〜海浜幕張間の運用は日中だけではなく、夕方や夜にも設定されており、実際海浜幕張始発の東京行きの終電は20時59分である。
また休日のみの運用として海浜幕張発新習志野行きの運用が日中や深夜にある。その他は平日とほぼ同様である。

快速

原則東京・蘇我の発着で運用されている。また朝は外房線・内房線から京葉線に、夕方や夜は京葉線から外房線・内房線に直通運転する。また日中には京葉線と外房線を相互直通する列車(ただし外房線内各駅停車)が運行されている。
朝・夕は特急や通勤快速の通過待ちを行う列車がある(ほとんどの列車が海浜幕張駅で待避する)。とりわけ通勤快速に追い抜かれる快速列車の評判は悪い。
停車駅が異なる武蔵野線の快速と区別するため、かつては京葉快速と案内していたが武蔵野線直通列車の快速運転が廃止されたので現在は単に快速として案内される。


平日

日中は1時間あたり2本であり、30分間隔で運転されており、海浜幕張駅で各駅停車と接続している。なお夕方から夜にかけて東京発の外房線上総一ノ宮行き・内房線君津行きが4本ずつ運転される。


休日

日中は1時間あたり4本であり、10〜20分の運行間隔で運転される。東京発の外房線上総一ノ宮行きが4本、内房線君津行きが5本、外房線勝浦・外房線経由東金線成東行きが1本運転される。


通勤快速

平日のみの運行で朝に上りが4本、平日夜間に下りが2本運行される。京葉線内の停車駅は蘇我、新木場、八丁堀、東京のみであり特急並みに途中停車駅が少ないかつ速い点が特徴である(2002年のダイヤ改正までは新木場駅は通過駅であった)。
朝は4本運行されているが、停車駅が少ないために快速や各駅停車が待避する必要があり、朝の所要時間が延びているまたは列車の増発が出来ない要因でもあり通勤快速の運転本数の削減や廃止を求める声が京葉線利用者中心にある。
海浜幕張駅や新浦安駅の停車を求める声もある。
外房線(東金線)・内房線と直通運転をする。外房線・内房線内の停車駅は総武線快速の停車駅と同様である。東京〜蘇我間を最速約33分で結ぶ。

武蔵野線直通列車

注意:ここでは主に京葉線内の駅を発車して、武蔵野線に直通する列車について記述しています。武蔵野線内については武蔵野線の運行形態を参照してください。

日中は毎時6本(南船橋3本、東京方面3本)、運行されており東京駅・南船橋駅を発着とする。なお京葉線または武蔵野線のどちらかが運転中止・遅延した場合は直通運転が中止になることがありその場合は西船橋駅でそれぞれ折り返し運転が行われるが、その際には極端に運転本数が少なくなり、時間間隔が大幅に開いたり大変な混雑になることもある。
かつては東京方面の列車は快速列車として運転していたが、現在は各駅停車として運転される。

停車駅の違い
京葉快速武蔵野快速
東京
八丁堀
越中島||
潮見||
新木場
葛西臨海公園|
舞浜
新浦安
市川塩浜|
◎:停車
○:休日のみ停車
|:通過

武蔵野快速(廃止)

かつては東京方面への列車は全列車が快速列車として運行されていた。
1時間あたり2本、最も多くても3〜4本程度であった。
特徴としては京葉快速の停車駅に加え、市川塩浜駅に停車する。さらに休日は葛西臨海公園にも停車する(右の表を参照)。直通先の武蔵野線内は各駅停車である。
葛西臨海公園や新浦安で京葉線の各駅停車を追い抜くことがあった。
逆に新浦安や葛西臨海公園で特急列車の通過待ちをすることもある。
終夜運転では東京〜西船橋間で実施されるが各駅停車で運行されていた。



武蔵野線直通各駅停車(西船橋〜海浜幕張)

主に南船橋駅を発着し、南船橋〜二俣新町間にある分岐から二俣支線を通り西船橋駅に至り、武蔵野線に直通する列車である。日中は南船橋〜府中本町間の運用であり、1時間あたり3本運転される。日中以外の時間帯では京葉車両センターに車庫がある関係で、早朝に西船橋・府中本町方面に1時間当たり7本運転される時間帯もある。
一方で1時間当たり2本の時間帯もあり日中の運転本数より少なくなる時間帯もある。
日中以外の時間帯でも概して平日は毎時3本、休日は毎時4本程度となっている。
最近のダイヤ改正では、京葉線の車両を使用して西船橋行きの列車が設定され、西船橋方面への列車が増発傾向である。
朝や夕・夜には最長海浜幕張駅まで乗り入れ、新習志野や海浜幕張を発着する運用も行われる。現在の最長の乗り入れは海浜幕張駅までであるが、海浜幕張駅より以遠までの乗り入れを求める声もある。
かつては運転本数は少なかったが日中にも海浜幕張駅まで乗り入れていた。



武蔵野線直通各駅停車(西船橋〜東京)

東京を発着し、市川塩浜〜二俣新町間にある分岐から高谷支線を通り西船橋駅に至り、武蔵野線に直通する列車である。
武蔵野快速が廃止された一方で、最近のダイヤ改正では、西船橋行きの定期列車が設定されるなど増発される傾向である。
また夏季休暇シーズンなど舞浜駅(東京ディズニーリゾート)の利用者が多くなるときは、西船橋行きの臨時列車が運行されることがある。



特急・その他

特急

房総方面の外房・内房線の特急列車「わかしお」「さざなみ」が通る。かつては京葉線内の停車駅は東京駅(終点)、蘇我駅のみであり、途中無停車であったが、2002年より一部列車が海浜幕張駅に停車するようになりさらに2007年3月のダイヤ改正で海浜幕張駅停車の特急が増えた。京葉線の特急というより、外房線・内房線の特急が京葉線を通っているという感じである。1時間に1〜2本程度運転されている。

その他

沿線に娯楽施設や観光施設が多いこともあり、海浜幕張駅に特急を臨時停車させたり、舞浜駅を終着とする臨時列車や夜行列車・団体列車等が設定されることがある。また貨物列車が通ることもある。




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