京葉線の紹介

京葉線は東京都の東京駅から千葉県千葉市の蘇我駅を結ぶ路線である。主に東京都〜千葉県の湾岸部を通っている。特徴としては

• 地下部分を除くほとんどの部分が高架線である。
• 幕張メッセ・千葉マリンスタジアムなどの幕張副都心や東京ディズニーリゾート、葛西臨海公園を結ぶアクセス路線である。
• 総武線のバイパス路線としての役割も果たしている。

千葉県の湾岸部住民の生活路線でもある。湾岸部を通っているため、たびたび車内から海を見ることができる。京葉線は元々、武蔵野線と同様に貨物路線として設計され、後に旅客化された路線である。湾岸部の高架線を走るため、海風の影響を受けやすく荒天時には大幅にダイヤが乱れたり、運転中止になる。京葉線内は貨物列車が走るほか、武蔵野線直通の列車や、房総方面に向かう特急列車、朝や夜には内房線・外房線・東金線に直通する列車も走る。

路線データ

• 路線距離：東京駅〜蘇我駅４３．０Ｋｍ
• 支線：市川塩浜駅〜西船橋駅間５．９Ｋｍ（高谷支線）　南船橋駅〜西船橋駅間５．４Ｋｍ（二俣支線）
• 駅数：１８駅（西船橋駅を含む）
• 最長駅間：市川塩浜駅〜二俣新町駅間：４．４Ｋｍ
• 最短駅間：東京駅〜八丁堀駅間：１．２Ｋｍ
• 沿線自治体
• 東京都：千代田区　中央区　江東区　江戸川区
• 千葉県：浦安市　船橋市　市川市　習志野市　千葉市（美浜区　中央区）
• 複線区間：全線　複々線区間：なし
• 電車特定区間：東京駅〜千葉みなと駅間（蘇我駅を除く）

武蔵野線への乗り換え

京葉線から武蔵野線に乗り換えるには東京方向からは、市川塩浜駅で乗り換えるか（但し京葉快速は通過駅なので新浦安で乗り換える）、もしくは直接武蔵野線の列車に乗る（ただし越中島、潮見駅は通過駅なので注意）。また時間帯によっては京葉快速で南船橋駅まで乗車して乗り換えたほうが早い場合がある。蘇我方面からは南船橋駅で乗り換える。

運行形態

直通運転

京葉線は以下の路線と直通運転を行っている

• 外房線（夕方、夜のみ）
• 外房線経由東金線（１本のみ）
• 内房線（夕方、夜のみ）
• ＊武蔵野線

＊武蔵野線に直通するのは武蔵野線の列車（８両編成）のみであり、京葉線の列車（１０両編成）は武蔵野線に直通運転を行わない（片乗り入れ）。

京葉線を走る列車

上の２つが京葉線内を走る列車（１０両編成）		武蔵野線に直通する列車（８両編成）

列車種別

• 各駅停車
  東京駅の始発は多くが蘇我行きである。日中は海浜幕張駅折り返しがある。また朝や夜は新習志野行きがある（車庫入り）。また蘇我駅の始発は東京行きがほとんどであり、一部の列車が新習志野行きである。そのほか新習志野駅始発の東京行きや蘇我行きが朝夕にある。日中は毎時４本運転され、平日はそのうち２本が海浜幕張駅折り返しであり、休日はすべて海浜幕張駅折り返しである。なお休日は各駅停車の海浜幕張駅始発が多い。特急や京葉快速、通勤快速の待避がある場合が多く、待避駅は海浜幕張駅、新習志野駅、新浦安駅、葛西臨海公園駅である。

• 京葉快速
  京葉線の快速であるが停車駅が異なる武蔵野線の快速と区別するため、京葉快速と呼んでいる。ほとんどの列車が東京駅始発蘇我行き、蘇我駅始発東京行きである。朝夕の一部が外房線（東金線）または内房線に直通運転をする。停車駅は東京駅、八丁堀駅、新木場駅、舞浜駅、新浦安駅、南船橋駅、海浜幕張駅〜蘇我駅である。特に海浜幕張駅〜蘇我駅間は各駅に停車するため、一部では区間快速であると言われる。日中は平日２本、休日４本運転されている。日中の東京行きは海浜幕張駅で各駅停車との接続がある。一部の列車は特急の待避があり、待避駅は海浜幕張駅、新浦安駅である。

• 通勤快速
  平日朝上り、夕下りのみで運転されている。京葉線内の停車駅は東京駅、八丁堀駅、新木場駅、蘇我駅である。朝は外房線・東金線・内房線から直通、夕方は外房線・東金線・内房線<に直通運転をする。

• 各駅停車（武蔵野線直通）
  西船橋駅〜海浜幕張駅間で走っている８両編成の列車である。日中は南船橋駅で折り返す。朝や夕の一部の列車は新習志野駅・海浜幕張駅まで乗り入れる。南船橋駅始発のごく一部の列車が西船橋駅で折り返す（つまり武蔵野線には直通運転をしない）。日中の南船橋駅始発列車は平日が毎時３本、休日が毎時４本である。平日は海浜幕張駅まで乗り入れる列車が多いが、休日は少ない。

• 武蔵野快速
  京葉線の快速（京葉快速）と停車駅が異なるため、区別するため「武蔵野快速」と呼ばる。停車駅は西船橋駅、市川塩浜駅、新浦安駅、舞浜駅、葛西臨海公園駅（土休日のみ停車）、新木場駅、八丁堀駅、東京駅であり、停車駅が平日１駅休日は２駅京葉快速と比べると停車駅が多い。直通先である武蔵野線内は各駅停車である。日中は毎時２本運転される。武蔵野線内ではただ単に「快速」と案内される。京葉線内では特急の待避がある場合がある。

• 特急
  房総方面の外房・内房線の特急列車「わかしお」「さざなみ」が通る。京葉線内の停車駅は東京駅（終点）、蘇我駅であり一部列車が海浜幕張駅に停車する。２００７年３月のダイヤ改正で海浜幕張駅停車の特急が増えた。

京葉線の混雑状況

千葉市、習志野市、船橋市、浦安市の住民の生活路線であるため朝夕は混雑する。外房線・内房線の直通の列車は非常に混雑する。また休日は東京ディズニーリゾートや幕張メッセ・千葉マリンスタジアムに向かう乗客や帰宅客で非常に混雑することもある。

京葉線の問題点

京葉線の駅

東京〜越中島は地下駅である。

◎・・・停車
▲・・・休日及び大晦日〜元旦に実地される終夜運転時のみ停車（※）。
△・・・一部停車
｜・・・通過
▽・・・通常は通過。大晦日〜元旦に実地される終夜運転時のみ停車（※）。
（※）・・・大晦日〜元旦に実地される終夜運転では武蔵野快速ではなく各駅停車で運転される。

二俣支線

高谷支線

（注意１）駅間所要時間は目安。この時間以外に列車によって（特に各駅）は特急の待ち合わせ時間もかかる。
（注意２）南船橋〜西船橋間、市川塩浜〜西船橋間は正式には京葉線（の支線）である。ただし現在京葉線の列車の西船橋行きはなく、西船橋方面に行くのは武蔵野線の列車のみである。一部の地図や車内放送では南船橋〜西船橋間、市川塩浜〜西船橋間を武蔵野線としているが、厳密には誤りである。ただ、実際には南船橋〜西船橋間、市川塩浜〜西船橋間は武蔵野線の列車しか走っておらず、南船橋〜西船橋間、市川塩浜〜西船橋間は武蔵野線といったほうが分かりやすい。

二俣支線との分岐点。内側が西船橋方面。外側が京葉線本線（東京方面）。

各駅の利用状況

新駅の構想

• 千葉みなと駅〜蘇我駅間・・・現在の蘇我駅からはハーバーシティ蘇我が遠く、京葉線がその近くを通っていることから隣接するように設置する構想がある。仮称として「新寒川駅」や「寒川駅」があがっているが、既に使われている名称なので異なる駅名になる可能性が大きいと思われる。将来的に設置の可能性が高い駅である。
• 海浜幕張駅〜新習志野駅間・・・幕張新都心の第２の駅として設置の構想があるが、周辺は空き地ばかりであり話だけが進んでいるように思われる。設置される可能性は低いと思われる。

関連リンク

• 武蔵野線
• 京葉線に関するアンケート

外部関連リンク

• Ｗｉｋｉｐｅｄｉａ（京葉線）
• ＪＲ東日本ホームページ

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